きのこ観察会
きのこ好きが集まって立ち上げた石川きのこ会は,郷土のキノコの調査をしようと20年間県内各地の調査を続け,約2万点の標本を集めてきました.会員以外の方にも参加いただける観察会も開催しています.
石川きのこ会は平成3年に結成されました.毎年,きのこ観察会を催し,海岸から白山の山頂まで石川県ならではの調査を続けてきました.本会は,平成19年に環境大臣より自然保護功労者として調査・学術部門で表彰されました.
池田良幸会長は,その著書「北陸のきのこ図鑑」等の功績により,日本菌学会から教育文化賞を表彰されています.
きのこの同定
きのこ観察会では,ベテランのきのこハンター達が,採集したキノコを同定します.同定したキノコは観察カードに記録を残して標本として乾燥保存します.
採集したキノコの記録は,石川県の生物多様性保全の基本資料として重要な証拠となります.これまでの標本は,国立科学博物館に寄贈され,標本庫に記録とともに保存・管理されています.* 観察会には
① きのこ会の名札をつけて参加
② きのこを調べる本を用意する
③ ル-ペを持参
④ 筆記用具を持参
以上のことを心がけてください。
限られたメンバーで,白山国立公園の特別保護地区の菌類調査を継続しておこなっています.
兼六園に発生するキノコを,許可を得て継続して調査しています